家族4人でバーベキューをするならコンロより『七輪』が良い


休日は家族で外出したいけど…諸々の理由で断念!残念!

こんな時、人々はBBQで元気を出すしかないのです。

せっかく家に居るのだし、家族だけで楽しいバーベキューをしよう。そんな「家族の憩い」を妨害するのがコンロ面倒くさい問題でございます。

各家庭でおなじみの「子どもが生まれてから張り切って買ったバーベキュー用のコンロ」大きいし、部品も多くて組立て~洗い~片付けがなかなか大変なんですよね。少人数で使う時には少し億劫になってしまいます。

そこで活躍するのが自宅で手軽にバーベキューができる「七輪」です。
今回はそんな七輪の魅力についてお話をしたいと思います。
 

バーベキューは大変じゃない

まず最初に心得たいことは、バーベキューは家族規模で行えば全然大変じゃないということです。準備や片付け、買い出しと下ごしらえ…なんとなく大変な大イベント的な捉え方を捨てましょう。なんのことはない、ただの青空ランチです。

無駄なイメージを持たない

このような食材の彩り、各種アイテムの華やかさを求めないことが大切です。このクオリティで実行した場合、朝から夕方までの1日がかりになったうえ「ああ疲れた」「しばらくいいや」というように次に繋がりません。

ツルさん
ツルさん

こういうのは複数の家族とやって辛いことは痛み分けよ(性悪)

質素でも十分楽しい

屋外で食事をするというだけで楽しめるものです。上質な食材を買う必要もありません。冷蔵庫の在庫処分でも良し、好きな物をなんでも焼いて、やめたい時にやめられて、水道やトイレにも困らず、ラフな服装で気軽に楽しめる。そこが家族だけで小さく行うメリットと言えます。
 

七輪ってなに

出展:amazon.co.jp

焼肉屋さんでもおなじみのコチラが七輪です。某グラミー賞歌手の指タトゥーではございません。

日本で古くから使われている、炭火をおこして焼き物や煮炊きをするための土製のコンロのことを言います。多くは珪藻土を材料としていますが、ステンレスや鉄製の物も存在します。

七厘程度の(お金の単位)少量の炭で料理ができるというのが名前の由来だと言われています。

七輪の魅力

設置が簡単

冒頭で説明したバーベキュー用コンロの難点をカバーできるのが嬉しい。ずっしりと重量感はありますが基本的に置くだけで火おこしがスタートできます。

少量の炭で火が長持ちする

七輪最大の特徴は「高い断熱性による保温効果」「遠赤外線の発生」です。空気を多く取り込まない構造上、炭はゆっくりと燃焼しますが、遠赤外線の効果で食材はよく焼けるので火力を強くする必要がありません。結果、炭が長持ちします。

災害時の備えになる

昨今は自然災害が増えている印象です。ライフラインが遮断された時の備えとして、低燃費での調理や寒さをしのぐアイテムにもなります。

とにかく美味しく焼ける

バーベキューがなぜ美味しいのか、それは単に外で食べるからではありません。炭火による遠赤外線の効果で表面を一気に焼き上げることができ、肉のうまみを閉じ込められるというのが美味しさの理由なんです。

そんな遠赤外線は、珪藻土の七輪を熱することでも発生するそうです。遠赤外線の追いがけにより美味しさが倍増しているんですね。

炭火焼きの香りも美味しさをより引き立ててくれます。

見た目の雰囲気が良い

風情ある雰囲気がおしゃれです。スタンド脚がないので我が家では地面に直置きにして使用していますが、「しゃがみこんでうちわをあおぐ」という煩わしさ込みで良い雰囲気に感じます。写真映えもするのではないでしょうか。

移動が楽にできる

小回りが利くのでちょっとした移動なら簡単です。「ツル」と呼ばれる取っ手もついています。断熱性が高いので側面温度もバーベキューコンロほど高温にはなりません。

片付けが簡単

サビる心配がないのでメンテナンスも楽です。「部品ひとつひとつを外して洗う、そして箱にしまう」という必要がありません。洗うのは網だけです。大体のお父さんはこの時点で酔っ払っていると思いますので、片付けが楽というのは大きなメリットかもしれませんね。

注意
珪藻土の七輪は熱に強く、水に弱いという特徴があります。七輪は水洗いせず、拭き掃除にしましょう。

七輪の欠点

脚が無い

高さ調整をしたい場合は台が必要になってしまいます。先ほども紹介しましたが我が家では地面に直置きワイルドです。

持ち運びにはあまり向かない

コンパクトに分解が出来ないので遠方への持ち運び時には荷物を圧迫してしまいます。珪藻土の場合、大きい物で10kgを超えるものもあります。

大人数だと焼きが追い付かない

やはり小さいので少人数向きかと思います。1~4人でゆったり過ごす時には向いていますが、それを超える時は七輪の数を増やすか、バーベキュー用のコンロなどでガンガン焼いた方が良いででしょう。


バーベキュー用コンロの上手な使い方を紹介している記事を友人のアジさん(@aji_chan_d)が書いていますので合わせて読んでみてください。

家族向けオススメ3選

大きさと品質で選んだ3つを紹介します。全て高品質の国産を選定しました。粗悪品を購入すると「1度の使用で割れてしまう」ということもあるようです。
 
 

奥能登天然珪藻土 切り出し七輪 45号
created by Rinker

珪藻土の塊から切り出す方法で加工される高級品で、品質は間違いありません。サンマを3~4本丸ごと焼いても余裕がある程の充分サイズです。

幅 45cm 奥行 25cm 高さ 18.5cm 重さ 9kg
 

 

キンカ 珪藻土七輪 バーベキューコンロ(丸型) B5
created by Rinker

七輪といえば丸形。数ある丸形の中でも比較的大きいサイズです。火力を分けて2個使いするのも面白いかと思います。

直径 31.5cm 高さ 21.5cm 重さ 5.4kg




キンカ 角型コンロ(七輪)B4
created by Rinker

一つ目の七輪より少し小さいサイズです。オレンジの見た目が華やかですね。こちらも国内のメーカーなので安心して使えます。

幅 37.5cm 奥行 21.5cm 高さ 17.5cm 重さ 6kg
 

おわりに

以上、七輪のお話でした。

家族で食事を楽しめる回数というのは無限ではありません。こんなツールを使って、会話や息抜きをする機会を意図的に増やしてみてはいかがでしょうか。

本当なら毎週開催を推奨したいところですが、私のように飲酒の口実だと見破られぬようお気を付けくださいませ。